あまロスに対処するには「あまちゃん」を繰り返し見るしかない。ということで、見返しております。んで、ついでに、感想も残しておこうかな、と。
(第1話)
いきなり過疎のくだりから入るんだから、大胆ですよね。しかも、ナレーションは「大吉のしみったれた話」。そして、まめぶの扱いも最初から何も変わらない。結局、春子のメルアドを安部ちゃんがどうやって知ったのか、それは明かされないままでしたね。(深読み禁止ってことですね)
しかし、第1話の海はキレイに撮れてます。「しみったれた話」から「海」への転換が素晴らしい。あと、ウニを投げるシーンは終盤にアキちゃんがやってましたね。
(第2話)
アキちゃんがウニを8個食べる。(家族割引で3000円w)
安部ちゃん「あたしなんか、校庭の片隅でひっそりと干からびている蝉の抜け殻ですもの。」
ここらへんもあとで出て来ますね。
(第3話)
アキちゃんの東京での暮らしが語られる。
春子「暗いの、誰に似たんだか。」
もやしの落ちる音が出て来ますが、ここも後半で繰り返されますね。吉田副駅長、勉さん、ヒロシなどが登場。そして、海開き。この頃のアキちゃんはまだ微妙に東京の香りが感じられるんですよね。言葉もファッションも。んで、夏ばっばに海に突き落とされて、その後、現地化していくw
吉田「今夜はもう帰れないさ。」
あと、ここらへんから「打ち解けて」くるw
(第4話)
海に突き落とされたアキちゃんの映像、キレイに撮ってあるよなー。あと、弥生さんがローラーでゴロゴロやってますw ここらへんから本領発揮といった感じ。
春子「居場所がなくってさー。」
あと、ロクに仕事をしてない観光協会とか。田舎を「自然が豊かで、人が暖かい」と変に単純化して描かないのが素直で良いです。その一方で、アキちゃんは北三陸に馴染み始めていって、そのように東京と北三陸を対比させてから、最後にユイちゃんが登場。よく出来てますね。
(第5話)
アキちゃんとユイちゃんが出会う。
ユイちゃん「高校生?」
アキちゃん「んだ。2年生だ。」
ユイちゃん「はは、訛ってる。わたしも高二。よろしくね。」
あれですね。わたしは種市先輩推しだけども、でも、結局のところ、男女の恋愛よりもアキちゃんとユイちゃんの出会いのほうが重要なんですよね。当たり前だけど。ユイちゃんと出会って、そのあと、いろいろと考えて、そして、アキちゃんは自分から海へ飛び込む。
(第6話)
自ら海へ飛び込んだアキちゃんの海中撮影のシーン。ここもキレイ。でも、海は再生の象徴として描かれつつも、同時に、怖い存在として最初から描かれています。小さいときの春子の回想シーンがそれ。
春子「海見てるとさ、不安になるのよ。お母さん、このまま顔出さないんじゃないかって。流されて死んじゃったんじゃないかって。」
ちなみに、ここで出て来る子役の女の子、可愛い。春子とは思えないくらいにw(コラッ
<第1週の感想>
イントロダクションなんだけど、最初からすべて入ってます。だから、見返すことが出来るんですね。そして、故郷編(北三陸編)、東京編、311のあと、すべてのパートで同じことをやっているし、最終的にたいして成長もしないのだけど、それがテーマでもあります。ただ、それだけに東京編は大事だったな-、と。「あまちゃん」の実質的な主人公は春子で、そのカウンターとして鈴鹿ひろ美が出てきますしね。鈴鹿ひろ美は春子にとって乗り越えるべき過去でもあるのだけど、同時に、その過去を乗り越えるためには鈴鹿ひろ美の存在がどうしても必要だったような気がします。まぁ、アキちゃんは最後の最後まで鈴鹿さんのことを友だちだと思っていたようですがw
(つづく)