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Sunday, February 24, 2013

「泣くな、はらちゃん」 ひろしは重要キャラ




ひろしは深いことを考えて行動している




・・・と言っても、誰も納得してくれないんですけど? どういうこと?w ひろしの行動をちゃんと見てあげましょうよ! ほら、こんな感じですよ?




【第1話】


勝手に越前さんのマンガノートを捨てる。


【第2話】


勝手に越前さんの大切にしている矢東薫子漫画全集を売る。


【第3話】


越前さんが矢東薫子漫画全集を持ち運ぶようになったので、それをひったくろうとする。


【第4話】


越前さんのマンガノートが金になるか、勝手に鑑定に出す。




・・・・・。いや、なんていうんだろ、まぁ、ほら、第5話!


【第5話】

ひろし 「軽く慰めてやりますか。」


ほら、優しいでしょ? 姉想い! え? 第6話?


(第6話)
ひろし 「姉ちゃん!」
越前さん 「なに?」
ひろし 「こいつさぁ・・・、オレよりバカなんじゃない?」
越前さん 「え?」
ひろし 「いいの? こんなんで?」
越前さん 「うるさいな、あんたに関係ないでしょ。」
ひろし 「いや、あるでしょ、関係。越前家にとっては大事な問題でしょうが、姉ちゃんの結婚問題は。とくに、経済問題は!」
越前さん 「なに言ってんの。あんたが何とかしなさいよ。」
ひろし 「それが何とか出来ないから言ってんじゃん。」
越前さん 「もうやめて。」
ひろし 「なんでだよ!」
越前さん 「よくない!」
越前さん 「あんたに言われたくない。」
ひろし 「姉ちゃん、オレはさ、家族のこと考えてんの、わかる? 姉ちゃんも、もっと考えようよ!」
越前さん 「なに、それ。」
ひろし 「家族のこと、考えるの、当たり前でしょうよ。なんで、そんなこともわかんねえの? ねえ? オレはさ、言っときますけど、ちゃーんと考えてんの。ねえ? おい、聞いてる?」


・・・えーと、とりあえず、「家族のこと考えてんの」「ちゃーんと考えてんの」と言ってますよね? え? 同意できない? わかりました。はいはい。参りました。わかりましたよ。言い方を変えますよ。




ひろしは何にも考えてません!




え? さっきと言ってることが違うって? 違わないですよ。仕方ないなぁ、正しく言い直しますよ。




ひろしは何も考えてないし、同時に、深く考えてもいる




・・・って言ったら、家族から怒られたんですけどw なんで、はらちゃんを「布教」したわたしが責められるのだ!w おかしい!w なんか、間違ってる!w


じゃ、順番に行きますよ。そもそも、この物語はひろしがいなかったら、始まらなかったんですよ。第1話で世界の裂け目が出来たのは、ひろしがノートを捨てたから。それまではずっとこんな感じだったんです。


(第1話)
はらちゃん 「なんか、最近、ずっと同じじゃないですか。毎日、毎日、同じことしゃべってるような気がするんだけどなー。大丈夫なんですかね、この世界は?」


ずっとずっと同じことの繰り返しで、何の変化も起きなかったわけです。でも、ひろしが越前さんのマンガノートを見つけたときから、この状況が変わるわけですよ。




(第1話)
ひろし 「姉ちゃん、金貸して! ・・・っていないの知ってるし!」


・・・・。いや、いいんですよ。とにかく、ノートを見つけたのが大事なんです。





















そして、ひろしがノートに手を置いた瞬間、越前さんは何やらただならぬ気配を感じております。


















(第1話)
ひろし 「ほー、ほほー。つまんねえ。」


まぁ、ひろしは面白くないと考えたので、ノートを・・・




















捨ててしまいますがw ともかく、これのおかげで、はらちゃんが初めて外の世界に出てくるわけです。で、ひろしが登場するとき、マンガ世界の上にかかる雲は紫色をしています。




(第1回)ノートを捨てるとき
















(第2回)矢東薫子漫画全集を売り飛ばすとき






























はい。じゃ、ひろしについて簡単にまとめます。




・ひろしは特別な力を持っている。
・最初にマンガ世界と現実世界のあいだの裂け目を作ったのはひろし。
・そのとき、越前さんはただならぬ気配を感じている。
・ひろしが登場するときは紫色の雲がかかる。




え? 演出? もちろん、演出ですよ? でも、ひろしは特別な力を持っているんです。つまり・・・




ひろしは雨や太陽などの気象・天候と同じなんです。




雨は災害をもたらすこともあれば、恵みの雨となることもある。太陽も干ばつを引き起こすこともあれば、その一方で、植物の生育には不可欠。そこに善悪なんてないんです。だから、「何も考えてない」。でも、そういった雨や太陽、風、波などなどがあるから、自然のサイクルは回ってるわけで、そういう意味では「深く考えている」んですよ!(あ、反論を喰らいそうw


ということで、もうひとつ。








エンディングのアニメーションはさりげなく、ひろしのパーソナルカラーであるレインボーが配置されています。


藍(ノートに落ちる涙)
紫(雨の色)
青(エンピツ)
緑(遠くに見える何か。何なのか、わからない。)
橙(ドラゴンの炎)
黄(町並み)
赤(赤い糸)


とくに、紫の雨














ふつうだったら、雨は青や水色ですよね。でも、エンディングでは紫になってるんです。これはひろしの持つキャラクターを最もよく示していると思います。ていうか、そう思ってくださいw


んで、第6話で、さらにイメージが悪くなったひろしですが、でも、大事な伏線がひろしによって張られてるんですよ。


(第4話)
ひろし 「だからぁ! もうひとり、漫画の専門家見つけたんだってば、ネットで!」


もし、越前さんが「二代目」矢東薫子になるのだとしたら、この伏線しかないです。だって、他のことはけっこうきっちり整理がついてきちゃってるから。不確定要素を持っているのはひろしだけなんです。だから・・・



この伏線は「恵みの雨」になる可能性があるわけです!





ついでに言えば、このエンディングの前半は矢東薫子のマンガ人生を表していると考えているので、この紫の雨が青いエンピツと一緒に出てくるのは、「漫画家人生の始まり」を暗示・・・してるかもしれないでしょ? でしょ、でしょ?




( `Д´ ;), ' ゼェゼェ




・・・で、納得してもらえました? してないですよね? はい、もう、いいですw どんだけ逆風でも、わたしはこの予想は変えませんw




おしまい